シチリア島・南イタリアツアー旅行専門店 イタリアン地中海センター ノート都市ガイド
カターニア空港から専用車にて約1時間30分
シラクーサから専用車にて1時間
ノート街歩き散策おすすめルート
ノートの町はメインストリートのヴィットリオ・エマヌエーレ通りに沿って見所が点在しています。散策は、町の入り口レアーレ門からスタート⇒メインストリート沿いにサン・フランチェスコ教会、ドゥオーモ、ドゥチェツィオ宮⇒ニコラーチ通りを曲がり、建物の装飾を眺めながらニコラーチ宮を見学⇒大通りに戻ってカフェで一休み⇒セディチマッジョ広場の上に建つサン・ドメニコ教会へ⇒来た道を戻ってレアーレ門へ。
大通りは歩行者天国で、整備された1本道を中心に歩くので1時間~1時間半程度の時間で町の散策ができます。
ひと言アドバイス
シチリア島南東部は、「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」として8つの町(ノート、ラグーサ、カターニア、カルタジローネ、シクリ、モディカ、ミリテッロ イン ヴァル ディ カターニア、パラッツォーロ アクレイデ)が世界遺産に登録されています。バロック様式の建築物を写真に撮るときのポイントは、建物の外観と階段が入る構図で撮影すること。バロック建築の特徴である外観の美しさと、舞台(階段)の上に建つ堂々とした様をぜひ一緒に写真に収めてみて下さい。
▼「イタリアン地中海センターイチオシ!ノートに行ったらMUSTで訪れてほしい場所」
ドゥオーモ
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りのちょうど中ほど、堂々とした街のシンボル、ドゥオーモ。(ドゥオーモ・サン・ニコラ・ディ・ミラ)三身廊の内部には大理石の祭壇があり、美しい建築構造になっています。広々とした階段の上に優美に建つバロック様式のドゥオーモは、正面からみるとクーポラ(ドーム屋根)が隠れてしまうので、写真に撮る際は、斜め横から階段とクーポラが入る構図で撮影するのがおすすめです。
ニコラーチ通り
ドゥオーモを過ぎて大通りから脇道に入ったニコラーチ通り。この通りにあるニコラーチ館のユニークなバルコニーの装飾がノートの町をさらに有名にしました。バルコニーを支える石に彫られた細かくもグロテスクな装飾は、怪物や動物、人間を模っています。それぞれ異なる表情で見ている方向も違っていますが、真下から見上げるとよく見えるようにできています。ニコラーチ邸宅は豪華絢爛な貴族の屋敷で、内部の見学も可能。バルコニーに出て間近にユニークな装飾を見ることができます。(10時~13時、16時~日没までオープン、入場料:4ユーロ)
サン・ドメニコ教会
ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りも終わりに近いところにあるバロックのファサード(正面部分)が美しいサン・ドメニコ教会。ラグーサ・イブラ地区のサン・ジョルジョ大聖堂、モディカのサン・ジョルジョ教会と同様に、大地震後、バロック都市として再建された際に活躍した建築家ロザリオ・ガリアルディの設計です。教会前の広々とした広場にはバールやカフェなどがあり賑わっています。
▼まだまだ見所がいっぱいのノート!
レアーレ門
町の入り口、レアーレ門をくぐると歩行者天国の大通りヴィットリオ・エマヌエーレ通りが始まります。大通りの両側が主な見どころで大地震後の18世紀に建てられた美しいバロック建築が並んでいます。ちなみにレアーレ門の上にいるのはペリカンです。専用車利用でノートを訪れた際、通常ドライバーは門の手前に広がる市民公園前の駐車場に車を停めています。
サン・フランチェスコ教会
大通り沿いには多くの教会や修道院が並んでいますが、そのひとつ、サン・フランチェスコ教会は広々とした階段の上に建ち建築細部の上品さが特徴の教会です。現在、教会の右の修道院は高校として、左の修道院は博物館として使われているそうです。
ドゥチェツィオ宮
ドゥオーモの向かい側にある建物、ドゥチェツィオ宮は正面が丸く突き出た美しいポルティコ(屋根のある列柱)が特徴の壮麗な建物です。現在は市庁舎として使われていますが、1階の宮殿部分は見学が可能です。(入場料:2ユーロ)天井のフレスコ画は必見です。
はちみつ色の町
ノートの町はもともと現在の町より十数キロ内陸に位置していましたが、1693年1月シチリア島南東地域を襲った大地震によって町が崩壊してしまったことで、元の場所を放棄し、新たに現在の場所にバロック様式で統一された町が再建されました。
淡いはちみつ色一色の町は、その美しさから“石の庭”といわれています。
ニコラーチ通りの花祭り
ニコラーチ通りは、毎年5月の第3週に行われる花祭り(インフィオラータ)が有名です。生花を使った色鮮やかな花のカーペットは毎年テーマが決められており、2013年のテーマはなんと「日本」だったそうです。2016年の開催日は5月14日(土)・15日(日)でした。
この時期のノートは世界各地からの観光客で賑わっています。
カフェ・シチリア
ヴィットリオ・エマヌエーレ通り沿いにある100年以上も続く老舗のカフェ。ここで作られる伝統菓子は日本にも輸入されています。ショーケースに並ぶ種類も豊富なスイーツが大人気ですが、特にリコッタチーズを使ったカッサータ、夏場はジェラートやグラニータもおすすめです。住所:Corso Vittorio Emanuele 125, Noto. Tel : +39-093-185-5013 月曜休み、冬季期間休業。