ヨーロッパ各国での当面の列車運行や今後の運行見通しについてご案内いたします。（ヨーロッパ列車手配専門会社ユーリンクさんから情報を提供していただいております。）

タオルミーナの駅

ヨーロッパ各国では新型ウイルス対策のため、変則的な列車運行が続いておりますが、4月からまずはそれぞれの国内区間の列車運行についての見直しや正常化が進められ、さらに今月からは国際区間や観光列車についても運行の再開などが進められています。

国内区間については、今週6/8からスイスでは通常に近い運行に戻るなど、各国で通常運転への復旧が進められています。また国際区間に関しては、6/15からヨーロッパ全般で国境をまたいだ移動の制限が緩和され、ドイツやスイス、フランスなど国際間を運行するICEやTGV等は区間により段階的に増便や運行再開の予定となっています。
(イタリア発着の国際列車については引き続きしばらく制限される見通しです。またイギリスとフランス等の間のユーロスターも当面ごく一部の便のみの運行となります。）

観光鉄道等についてはスイスのユングフラウ鉄道の観光路線やツェルマットエリアの登山鉄道が6/6に運行を再開し、氷河特急は6/20に運行再開の予定となっています。なおいずれの国や区間でも概ね、列車利用の際にはマスク類の着用や乗車時の手洗い、お客様間での距離の維持等が求められます。また混雑した列車については乗車が制限される場合があります。一方で全般的に休止されていた車内での食事などの各種サービスは徐々に再開されてきています。今後も各国ともそれぞれ状況に応じて段階的に通常運行への移行を進める方針となっています。

イタリアン地中海センター